種卵は、鶏やアヒルの飼育者にはお馴染みの、子を孵化させるための卵です。しかし、卵は通常総排泄腔から産み出され、卵殻の表面は多くの細菌やウイルスで覆われています。そのため、孵化前には、繁殖用卵孵化率を向上させるため、また同時にさまざまな病気の蔓延を効果的に防ぐために、鶏舎を消毒する必要があります。
飼育卵の消毒方法は何ですか?
1、紫外線照射消毒
一般的に、UV光源は繁殖卵から0.4メートル離し、1分間照射した後、卵を裏返して再度照射します。より効果的に照射するには、複数のUVランプを使用し、あらゆる角度から同時に照射することをお勧めします。
2、漂白剤溶液による消毒
飼育卵を1.5%の有効塩素を含む漂白剤溶液に3分間浸し、取り出して水気を切った後、包装します。この方法は必ず換気の良い場所で行ってください。
3、過酢酸燻蒸消毒
1立方メートルあたり50mlの過酢酸溶液と5gの過マンガン酸カリウムを15分間燻蒸することで、ほとんどの病原菌を迅速かつ効果的に殺菌できます。もちろん、大規模な養鶏場では、卵洗浄消毒剤を用いた消毒も可能です。
4、温度差浸漬による卵の消毒
種卵を37.8℃で3~6時間予熱し、卵温が約32.2℃に達するまで加熱します。その後、種卵を4.4℃の抗生物質と消毒剤の混合液に10~15分間浸漬し(溶液をコンプレッサーで冷却します)、取り出して乾燥させ、孵化させます。
5、ホルマリン消毒
過マンガン酸カリウムを混ぜたホルマリンを使用して卵を燻蒸消毒し、孵化機通常、1立方メートルあたり過マンガン酸カリウム5gとホルマリン30mlを使用します。
6、ヨウ素溶液浸漬消毒
種卵を1:1000ヨウ素溶液(ヨウ素錠10g+ヨウ素ヨウ化カリウム15g+水1000mlを溶かし、水9000mlに注ぐ)に0.5~1分間浸します。種卵は保存前に浸漬消毒することはできませんので、孵化前に消毒することをお勧めします。
一般的に、繁殖卵の消毒方法は様々ですので、ご自身に合った方法を選んでください。方法に加えて、繁殖卵の消毒時期と頻度も把握し、繁殖卵のさらなる汚染を防ぐことが重要です。
投稿日時: 2023年4月7日